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<<   作成日時 : 2011/03/01 22:24   >>

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どんな就活ガイド本も自己分析の重要性を説く。確かに己を知ることは、志望動機をとがらせ、モチベーションを高める上で欠かせない行為だ。しかし、就活の方法論に寄せすぎた自己分析は時として判断を誤らせる。入りたい会社に歓迎されそうな望ましい人物像に近づけるような自己分析は本当の自分からのずれを生み、試行錯誤のループ地獄に引きずり込んでしまう。
 本心を偽って、「理想の就活生」に似せていく予定調和的な自己分析は、別人の履歴書を携えて面接に臨むような危うい行為だ。自己分析は本来、誰に見せるものでもないのだから、1人で素直に自分の本音と向き合う必要がある。
 仕事を選ぶ基準が「もてたい」でも「大金を稼ぎたい」でも悪いはずがない。「有名になりたい」「外国で暮らしたい」でも構わない。ポジティブ志向ばかりではなく、「転勤が嫌」とか「競争が不得意」「満員電車はパス」といった、割りにネガティブな動機でも十分に基準となりうる。とにかく格好を付けて本心を偽るのが一番よろしくない。
 この「本心」という奴がくせ者だ。なぜなら、普段はそんなものをはっきり意識しないで過ごしているからだ。本心はしばしば美しくないので、大抵の人は無意識のうちにそれを直視しないよう、あえて目を背けている。だから、本心に気づいた瞬間は、まるで自分の気持ちではないようにさえ感じられがちだ。しかし、そこからずれた選択は後々、不満やいら立ちを引き起こしかねない。
 だが、自分の実像はなかなかとらえにくい。自分が普段好んでとる行動、とりわけ自発的に選ぶアクションを手がかりに逆算していく方法は比較的正確に「本心」や「根源的欲求」へたどり着ける手立てと言える。だが、この段階で志望企業リストと照らし合わせてしまうと、「私」から遠ざかって、「あり得べき私」へと像がすり替わってしまう。志望企業を絞るのはまだ先でいい。
 もっと危うい展開もあり得る。望ましい就活生像に自分を無理矢理はめこもうとすると、そのずれに苦しみ、面接で何をどう答えたらよいのか分からなくなっていく。本来、素の自分が考える通りを話せばよいのだが、自分以外を演じ始めると、戻るべき場所を見失う。ゆがんだ自己分析は「なりすましの出来損ない」を演じさせてしまう。

JCast3/2記事から引用

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